太田知行理事長、設立総会で挨拶

この法人は、今まで建替えなどのマンション再生に実際に関わった経緯を有するものが、マンション再生に関する区分所有者間の合意形成の初期段階において、管理組合その他の区分所有者の団体に対して、実践で得た知識に基づいた支援を行うことを目的とします。本法人の活動の特徴と考える点を3点ほど申し上げます。

第1は、事業対象の範囲を、老朽化マンションの建替えではなく、ひろく、「マンション再生」とした点です。これは、マンションの機能不全が区分所有者にとり重大な問題となるのは、マンションが老朽化した場合だけではないこと、その場合に、区分所有者団体がそれへの対応策を検討する初期段階では、建替えのほかに大規模修繕が視野に入ってくることを考慮したことによるものです。

第2は、マンション再生に関する合意形成の初期段階にわれわれの活動の焦点を絞ったことです。マンション再生とくに建替えにおいては、信頼できるデベロッパーの積極的な協力が極めて重要です。しかし、信頼できるデベロッパーは、ある程度事業性の目処がつかなければ、なかなか入ってきてくれません。したがって、事業性についてある程度の目処がつくまでは、管理組合等の区分所有者団体が、自ら中心となり、対応策の検討、それへの、区分所有者の意思の結集をしていかなければなりません。しかるに、合意形成活動のこの初期段階は、区分所有者団体が所期の目的を達成できるか否かにとり極めて重要な段階です。何故ならば、この段階で区分所有者相互間に不信感や感情的対立が生じたり、マンション再生のプロと思われている人や公的機関から不正確な情報が提供されたりすると、それがその後の合意形成に大きな支障となるからです。それ故、本法人は、この初期段階で、管理組合等の区分所有者の団体に信頼のおける支援を行い、デベロッパーが入って来やすい状況までの条件整備を行うことを目的とすることとしました。

第3は、マンションの区分所有者団体のために、その立場に立って支援を行うことです。これは言い換えれば、「胸に一物、手に荷物」的な支援をするのではないということです。本法人は、マンション再生促進に社会的意義をお持ちの企業の賛助を受けるつもりではありますが、その先遣部隊を務めるものではありません。それぞれのマンションの区分所有者団体の合意形成活動にとり、なにが最善か、という角度から必要な支援をし、「機が熟した」段階で、区分所有者団体がそれぞれの段階で、適切な手続きを経て、信頼できるデベロッパーを選ぶ手伝いをしたい、と考えています。 本法人は、このような方向で活動したいと考えておりますので、皆さまのご支援、ご協力を宜しくお願いします。

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