団地管理組合が存在しない状態での建替え推進決議は有効なのでしょうか?

老朽化を理由に区分所有者の有志で建替えの検討が進んでいて、建替え推進決議を行う動きがあります。しかし、当団地では団地管理組合も構成されていないことから、建替え推進決議を行っても違法だと思うのですが、如何でしょうか?

団地管理組合無しでの建替え推進決議は有効なのでしょうか?

建替え推進決議については、特に区分所有法に規定がある訳ではありません。つまり、名称の如何に関わらず、建替え推進決議そのものは「建替え問題にかかる現状の意向調査」に過ぎません。

そのため、ご指摘のように、主体が団地管理組合なのか、あるいは有志なのかが良くわからない状況で、建替え推進決議を行った場合の有効性について、基本的に法的に規定のない、住民の意向調査に過ぎないものであると考えれば、決議そのものの有効性・無効性はあまり目くじらを立てる問題ではないと思われます。仮に建替え推進決議で全体の90%の方が賛成だという意思表示をしたとしても、その意思表示には、法的な意味はないためです。

マンションの建替えについて、区分所有法では「建替え決議」関連の事項しか定められておりません。仮に、建替え決議が、法に反した形態で行われたとすれば、決議そのものの有効性を問われる可能性がありますが、推進決議そのものについては、そもそも有効性云々を問う必要はないでしょう。

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